アプリ開発は、今やプログラマの主戦場ともなりつつあります。そのため、多くのプログラマがアプリの開発を学んでいますし、そういった学校も増えてきています。アプリ開発にはこれまでのプログラミングにはないようなクセがあり、つまづくこともあるのが難点です。初心者プログラマがアプリ開発の技術を身につけるためには、どういったところに注意して勉強していけばよいのでしょうか。
アプリを開発する際におさえておきたい心得があります。
まずその一つが、アプリを作ってどういうビジネスモデルを立てるかということです。これが事前にしっかり練られていないと、せっかく開発したアプリも全く意味のないものになってしまいがちです。アプリはデスクトップのソフトウェアと違って最初にお金を貰うのが難しいという特性もあります。そのため、課金制にしたり、広告を貼ったりと色々な収益方法を模索しながらプログラミングを進めていかなければなりません。また、アプリ開発ならではの制約もあります。アプリ開発は様々なデバイスで動くものを作らねばなりませんが、これがとても難しいものです。端末はいっぱいありますし、解像度もデバイスによって異なります。注意してプログラミングしても、最初のうちは動かない端末があったり、不具合が生じることも少なくありません。たくさんの専門書を読むだけでも知識が深まりますし、先輩プログラマに相談するなど対策を考えておきましょう。
また、アプリ開発をする上で最も重要なのが、どれだけ良いアイデアを持っているかということです。アイデア次第で誰もがインストールしてくれるヒット作にもなりますし、誰からも見向きもされない駄作にもなります。たくさんのアプリを実際にインストールして、使ってみることでアイディアのヒントをつかむとよいでしょう。そうすれば、売れるアプリのコツも解ってきます。アプリを使う人は主に子どもや学生なので、年代に合ったニーズを取り入れていくことも忘れてはいけません。
アプリ開発では、既存のデスクトッププログラムを改変して作り替えることもよく行われる手法です。開発期間が短縮できるので大変効果的でもありますし、初心者であれば、まずはこのような方法からスタートするのも良いでしょう。確実にアプリ開発に関する理解が深まりますし、徐々に収益のあげられるものも作れるようになります。ただし、アプリの世界は動きが早いですから、どんな状況にもついていけるように最新技術から目を離してはいけません。
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ここで紹介するプログラミングスキル向上のコツは、まじめなプログラマほど陥ってしまいそうなプログラミングの罠にも通じるポイントです。プログラミングは繊細な作業であり、コードの美しさは完成後のバージョンアップや不具合修正などにも大きく影響する重要なポイントでもあります。しかし、最初から完璧を求めすぎてしまうと、プログラミング作業は遅々として進まなくなってしまいます。コードは後から書き直すことができるので、まずは手を動かすことが大切です。
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