プログラマに求められる英語レベルはどれくらい？
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「プログラミングには英語力が求められる」と思っている方も多いことでしょう。たしかに、英語力があるに越したことありません。ただし、プログラマにとって英語が必須スキルかと問われれば、「必須ではない」という答えになります。英語の知識がなくても、プログラムの読み書きさえできればプログラマとして活躍することは可能です。コードの意味を理解できないときには、翻訳ツールが助けてくれます。
このように英語力がなくても仕事をこなすことは可能ですが、英語力がプログラマの強い武器になるのは事実。英語力があればコードの意味をすんなり理解できるので、仕事効率を高めることができるでしょう。また、英語力があることで、対応できる案件が増えるというメリットもあります。ハイレベルな英語力がある場合、海外のクライアントとの交渉もスムーズに行えるでしょう。
プログラマが身につけておきたい英語力は、状況によって異なります。たとえば、エラーメッセージを理解できる程度の英語力を身につけたいということであれば、プログラミングに頻出する英単語や英文を理解できる程度の英語力で事足りるでしょう。英語で書かれた技術書を読みたい、案件の幅を広げたいということであれば、TOEIC600～700点程度の英語力が必要になると考えられます。英語を学ぶ際には、「英語力を身につけることで、何をできるようになりたいのか」というゴールを定めることが大切。そうすることで、モチベーションを維持することができるでしょう。
総合的な英語力を身につけたい場合は、TOEIC受験がおすすめ。TOEICである程度の点数を取れていれば、就活時や案件を探す際に、英語力をアピールすることができます。そうではなく、プログラミングに役立つ英語力を身につけたいということであれば、ITの専門用語や文章に触れる機会を増やしましょう。英語で書かれた技術書を手に取り、意味を調べながら読んでみるのも一つの方法です。調べて読むを繰り返すうちに、プログラミングに必要な英単語を自然と覚えることができるでしょう。
英語を身につけたい場合は、リスニングも効果的です。プログラミング関連の動画を見ながら、英語を聞き流すだけでも勉強になります。リスニングは通勤時やちょっとした空き時間も有効活用できるので、時間がない方にもおすすめの勉強法です。
プログラミングを勉強している中で、独学に限界を感じている人や、スクールに通う費用や時間がない人にオススメなのが、オンラインのプログラミング学習サービスです。アメリカを中心に急速に普及しているWebサービスで、無料で利用できるサービスが多いのが特徴。日本語対応版もあります。費用がかからず、オンラインなので自分の都合のよい時間に学習できて、ゲーム感覚でプログラミングを習得できます。おすすめのサイトをいくつかピックアップして紹介します。
ここで紹介するプログラミングスキル向上のコツは、まじめなプログラマほど陥ってしまいそうなプログラミングの罠にも通じるポイントです。プログラミングは繊細な作業であり、コードの美しさは完成後のバージョンアップや不具合修正などにも大きく影響する重要なポイントでもあります。しかし、最初から完璧を求めすぎてしまうと、プログラミング作業は遅々として進まなくなってしまいます。コードは後から書き直すことができるので、まずは手を動かすことが大切です。
エンジニアとして年収アップを目指すのであれば、フリーランスへ転向するのもひとつの方法です。しかし、仕事の獲得や単価面で不安を抱いている方がいるかもしれません。そのような方は、フリーランスのエンジニアを支援するエージェントサービスの利用がおすすめです。自分が希望する分野や働き方、スキルにあった案件を紹介してくれるうえ、高単価な仕事も期待できます。技術力とチャレンジ精神をエージェントで上手く活かすことで、より一層活躍できるでしょう。
元会社員、今はフリーエンジニアです。プログラマ歴16年。後半はPMなどマネジメント職が多くなりましたが、プログラミングが好きで仕事以外でも書いてます。企業のプログラマ研修の講師などもしています。
