プログラミングを学ぶ方法には様々なものがありますが、最も一般的なのが「参考書」です。最近では多くの書店で、初心者向けのプログラミング教本が販売されています。これらの本を買って読めば、手軽にプログラミングの学習を進めることができます。
この勉強法のメリットは、コストが安く済むことです。文献によって差はありますが、一冊あたりの価格はわずか数百円~数千円程度。思い立ったその日からすぐに勉強を始められるという長所もあり、大変初心者向けと言えます。
ただし、本1冊でプログラミングに関するすべての知識を習得することは難しく、複数の文献を用意しなければならない手間がかかります。また、わからないことがあった時に要点を確認できないというデメリットもあり、独学の限界を思い知らされることもしばしばです。
プログラミングをカリキュラムに組み込んでいるコンピュータ教室に通えば、インストラクターから直接プログラミングのテクニックを教わることができます。この勉強法のメリットは、自分のレベルに合わせて効率的に学習を進められることです。わからないことがあればすぐに講師に質問できるので、独学と違って非常にスムーズにプログラミングのスキルを高めることができます。
デメリットとしては、学習コストが高くつくことが挙げられます。入学費・月謝・教材費などを合わせるとトータルで数万円~数十万円もの費用がかかることもあり、やるからには本腰を入れて学習に臨まなければなりません。
インターネットを活用した通信教育でプログラミングを学ぶという方法もあります。この勉強法のメリットは、自分の生活リズムに合わせて学習を進められることです。社会人の場合、なかなか時間が取れなくてコンピュータ教室に思うように通えないことが少なくありません。その点、通信講座なら朝・昼・晩と自分の好きな時間帯で勉強することができます。学習がストレスにならないのは特筆すべき長所です。
ただし、プログラミングに対応している通信講座は残念ながらそれほど多くありません。自分が納得いくレベルのレクチャーを提供してくれるところを探すだけでもかなりの手間がかかることでしょう。
最後の手段として、職場にいる先輩プログラマに直接プログラミングを教わるという手もあります。実際、最近では未経験者歓迎を謳っている求人案件が少なくなく、初心者の方でも現場で自分のプログラミングスキルを高めることも十分可能です。
この勉強法のメリットは、一切コストがかからないことです。それに実際に仕事に使いながら学習することができるため、どんな勉強法よりも極めて実践的です。
ただし、プロの現場に携わっている以上、ヘマをすれば責任を取らされるリスクがあるというデメリットがあります。確実に勉強と仕事の両立を図らなければならないので、それなりの覚悟が求められます。
プログラミングを勉強している中で、独学に限界を感じている人や、スクールに通う費用や時間がない人にオススメなのが、オンラインのプログラミング学習サービスです。アメリカを中心に急速に普及しているWebサービスで、無料で利用できるサービスが多いのが特徴。日本語対応版もあります。費用がかからず、オンラインなので自分の都合のよい時間に学習できて、ゲーム感覚でプログラミングを習得できます。おすすめのサイトをいくつかピックアップして紹介します。
ここで紹介するプログラミングスキル向上のコツは、まじめなプログラマほど陥ってしまいそうなプログラミングの罠にも通じるポイントです。プログラミングは繊細な作業であり、コードの美しさは完成後のバージョンアップや不具合修正などにも大きく影響する重要なポイントでもあります。しかし、最初から完璧を求めすぎてしまうと、プログラミング作業は遅々として進まなくなってしまいます。コードは後から書き直すことができるので、まずは手を動かすことが大切です。
エンジニアとして年収アップを目指すのであれば、フリーランスへ転向するのもひとつの方法です。しかし、仕事の獲得や単価面で不安を抱いている方がいるかもしれません。そのような方は、フリーランスのエンジニアを支援するエージェントサービスの利用がおすすめです。自分が希望する分野や働き方、スキルにあった案件を紹介してくれるうえ、高単価な仕事も期待できます。技術力とチャレンジ精神をエージェントで上手く活かすことで、より一層活躍できるでしょう。